サムスン、「半導体ビジョン2030」を推進する修士・博士1000人採用
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.02 10:13
サムスン電子が今年過去最大規模である1000人の修士・博士人材を採用する。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大で不確実性が高まっているが、システム半導体と人工知能(AI)など次世代新技術分野の人材採用を拡大して未来を準備するという計画だ。
サムスン電子は1日、このような内容の採用計画を発表した。すでに今年上半期には半導体設計とAI分野で博士級人材500人余りを採用した。下半期の追加採用で500人余りをさらに選抜して計1000人の人材を補充するという計画だ。このような人材採用は昨年4月システム半導体分野で2030年までに1位を達成するという「半導体ビジョン2030」の一環でもある。半導体ビジョン2030には133兆ウォン(約12億円)を投資し、1万5000人余りを採用するという内容が含まれている。
李在鎔(イ・ジェヨン)副会長も直接人材確保に力を入れている。最近、半導体研究所を訪れて研究員たちと行った懇談会では「未来の準備のためにより多くの人材を選ばなければならない」と強調した。5月対国民謝罪でも「ニューサムスン」を約束し、有能な外部人材を積極的に迎え入れると明らかにした。実際に、最近ではAI分野の大学者である米国プリンストン大学のセバスチャン・スン(韓国名スン・ヒョンジュン)教授をサムスン電子統合研究組織であるサムスンリサーチの所長(社長)に任命して注目を集めた。