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「在日同胞事業家スパイ事件」の被害者、43年ぶりに全員無罪が目の前に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.29 08:43
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韓国中央情報部(現・国家情報院)によってねつ造された「在日同胞事業家スパイ事件」の被害者が違法監禁と拷問の被害を受けて43年ぶりに再審で無罪を言い渡された。

28日、法曹界によると、ソウル高裁刑事第10部は国家保安法・反共法違反の容疑で起訴された故キム・ギオ、コ・ジェウォン、コ・ウォンニョン、キム・ムンギュ氏など4人の再審で無罪を言い渡した。4人はすでに亡くなった。

 
裁判所は「キム・ギオ氏などは逮捕状なしで強制連行され拘束令状が発行されるまで違法拘禁された状態で拷問、苛酷行為にあい公訴事実を自白したとみられる」と説明した。

また「このような自白が記された被疑者尋問調書と供述書は疑う余地が十分ある」として「キム・ギオ氏などの被疑者尋問調書は全部証拠能力がない」と判断した。

故カン・ウギュ氏は当時北朝鮮の指令を受けて在日同胞投資企業の役員を装って韓国に潜入した「大物スパイ」で、キム・ギオ氏など10人は共犯として名指された。

彼らは1977年逮捕状も発行されずに中央情報部に連れ去られ監禁され、水拷問や電気拷問、殴打など苛酷行為にあったあげく犯行を全部自白し、裁判で11人全員有罪を言い渡された。

大法院(最高裁)は主犯扱いされたカン氏に死刑、キム・ギオ氏に懲役12年、コ・ジェウォン氏に懲役7年、コ・ウォニョン氏・キム・ムンギュ氏に懲役刑の執行猶予を言い渡した原審を1978年確定した。

キム・ムンギュ氏は拷問後遺症で苦痛を強いられ1982年に極端な選択をし、キム・チュベク氏は1979年刑務所で倒れて刑執行停止で出所したが数日後に亡くなった。

その後、カン氏などが拷問被害を受けたという事実が一歩遅れて認められて相次ぎ再審が開かれ、今回判決が下されたキム・ギオ氏など4人を除いた7人はすでに無罪を確定された。

カン氏をはじめ、6人は2016年6月大法院で無罪が確定し、故チャン・ボンイル氏も2018年10月ソウル高裁で言い渡された無罪判決が控訴なしでそのまま確定した。

今回の判決が確定すれば、当時事件で被害を受けた11人全員が寃罪を晴らすことになる。

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