警察が対北朝鮮ビラ散布活動をしてきた脱北者団体「自由北韓運動連合」と「クンセム」の事務室に対して同時に家宅捜索に入った。

ソウル地方警察庁セキュリティー捜査隊は２６日午前１１時からソウル江南区逸院洞（カンナムグ・イルォンドン）の「クンセム」事務室を家宅捜索中だ。クンセムは自由北韓運動連合の朴相学（パク・サンハク）代表の弟パク・ジョンオ代表が運営する団体。

自由北韓運動連合の事務室の家宅捜索は午後に始まる。警察は朴代表の要請を受け、家宅捜索の進行に先立ち朴代表と弁護人を待っている。警察はこの日、朴代表とソウルのある場所で会い、身体の捜索を行った。朴代表の自宅は家宅捜索対象に含まれなかった。

これに先立ち統一部は朴代表が統一部長官の承認を受けず北朝鮮に物資を搬出して交流協力法を犯したと判断し、警察に告発した。警察は１２日、自由北韓運動連合とクンセムに対して南北交流協力法・航空安全法などを違反した疑いで捜査に着手した。警察は今回の家宅捜索を通じて、対北朝鮮ビラ散布活動で追加の違法事項がないかどうかを確認する予定だ。朴代表は２４日に自宅を訪ねた放送局取材陣に暴行を加えた容疑でも捜査を受けている。