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【コラム】資金尽きた北朝鮮…「水と空気だけで生きる」国はない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.25 11:25
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昨年北朝鮮は労働新聞を通じ「水と空気さえあれば生きていける」と大口を叩いた。だが今年北朝鮮経済を分析した報告書は背筋が寒くなる内容であふれていた。韓国銀行は1月に「今年末か来年初めごろに北朝鮮の価値貯蔵用ドルと取引用ドルが減少すれば為替相場とコメ価格が不安になるだろう」と警告した。韓国開発研究院(KDI)は先月「2020年の北朝鮮経済、1994年のデジャブなのか」という報告書で「第2の苦難の行軍」の可能性を予告した。対北朝鮮制裁に新型コロナウイルスの感染拡大で前例のない危機に陥っているということだ。

北朝鮮が北朝鮮へのビラ散布を口実に韓国叩きに出た背景にも深刻な経済難があるとの分析が大勢だ。韓国が対北朝鮮制裁から離脱し、北朝鮮へのばらまきで先に立てという脅迫だ。逆にいえば北朝鮮経済がそれだけ切迫しているという意味だ。まず「制裁効果=制裁の強度×時間」だ。国連安全保障理事会は2016年の4度目の核実験以降四重の制裁網を順に張っていった。対北朝鮮制裁もこの法則により時間が過ぎるほど北朝鮮の首を絞め上げている。すでに北朝鮮の輸出は壊滅的打撃を受けた。これに対し輸入は生存のために小麦粉、砂糖、食用油などの生活必需品を買い入れ続けるほかない。これにより対中貿易赤字は昨年23億7000万ドルに増え北朝鮮が保有する外貨は枯渇している。

 
北朝鮮の経済構造は毎年、無煙炭輸出10億~13億ドル、衣類委託加工輸出7億ドル、海外派遣労働者賃金3億ドル、水産物輸出1億5000万ドルなどで構成されている。こうして稼いだ外貨で生活必需品の輸入にともなう20~30億ドルの貿易赤字を埋め合わせてきた。だがこうした金脈が完全に干上がってしまった。昨年12月には9万人の海外派遣労働者が送還された。北朝鮮は「研修」「留学」を名目にして再び中国やロシアなどに派遣したが、新型コロナウイルスはこうしたルートさえもふさいだ。新型コロナにともなう国境閉鎖により中国人観光客の足が途絶えたのも致命打だった。中国は120万人ほどの観光客を北朝鮮に送り、最大3億6000万ドルの収入を与えてくれた。こうしたドル箱がすべて遮断され北朝鮮は禁断症状に苦しめられている。KDIは報告書で「少し誇張して言えば北朝鮮は新型コロナ流行により世界で最も大きく被害を受けた国」と指摘した。

最近の北朝鮮の経済危機を読み取れる2種類の兆候がある。ひとつは債券発行だ。北朝鮮は17年ぶりに公債を発行し、半強制的に国営企業と「金主」と呼ばれる新興資本家から外貨を徴収し国家予算の60%を充当する動きを見せている。深刻な財政難を軽減し為替相場の安定を狙った布石だ。もうひとつは元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)海岸観光地区建設だ。平壌(ピョンヤン)のマンション建設は「金主」とともに「金を投じて金を得る」方式だが、元山葛麻地区はひたすら統治資金で建設している。そんな元山葛麻地区が2018年から完工が3度も延期されたのは統治資金にも赤信号が灯ったという意味だ。尋常でないことだ。

ここに米国農務省は今年の北朝鮮のコメ収穫量を1994年以降で最も少ない136万トンと予想する。化学原料不足による肥料生産の急減を致命打に挙げた。韓国は2010年から5・24措置に基づき北朝鮮へのコメと肥料の支援を中断した。それでも対南交渉担当者は毎年「コメ40万トン、肥料30万トン」のカードを絶えず押し付けた。「肥料はコメで、コメは社会主義」とし、「5~6月の適期に植えるためには4月末までに肥料がこなければならない」としがみついた。そんな肥料がこの春には新型コロナウイルスの影響で中国からも調達できなかった。「第2の苦難の行軍」がしきりにちらつく理由だ。

【コラム】資金尽きた北朝鮮…「水と空気だけで生きる」国はない(2)

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