新型コロナ年末まで続けば…韓国企業の半分が利益で利子も返せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.24 17:25
新型コロナウイルスの余波が年末まで持続する場合、韓国企業の50%以上で今年のインタレストカバレッジレシオが1倍にも満たないだろうとの警告が出てきた。事業収益で利子も返せない企業が半分を超えるという意味だ。財務的衝撃により企業の今年の流動性不足規模も最大54兆4000億ウォン(約4兆8000億円)に達するだろうと分析される。
韓国銀行は24日に6月の金融安定報告書を発表した。韓国銀行法は年2回以上マクロ金融安定状況を点検した評価報告書を国会に提出するよう定めている。今回の報告書で韓国銀行は、新型コロナウイルスの感染拡大が企業の財務健全性と資金事情に及ぼす影響を推定した。韓国企業が新型コロナウイルスの感染拡大により売り上げ衝撃と営業費用調整、負債借り換え率など財務的衝撃を受ける状況を仮定した。影響が内需は4-6月期、海外は7-9月期まで持続する基本シナリオ(S1)と、衝撃が年中持続する深刻シナリオ(S2)で区分した。