WTO事務局長に挑戦する韓国高官「紛争解決機能を強化」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.24 16:08
韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が世界貿易機関(WTO)事務局長選に出馬する。韓国人では3度目の挑戦だ。すでにWTO初代事務次長を務めたメキシコのセアデ外務次官をはじめ、ナイジェリア・エジプト・モルドバが候補者を出したほか、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のホーガン委員(通商担当)も出馬を考慮していて、激しい競争が予想される。
兪本部長は24日の記者会見で米国の影響で弱まったWTOの紛争解決機能を強化するという抱負を語った。兪本部長は「現在WTOは多者的に推進すべき交渉と改革課題において主要国間、先進国と開発途上国間の意見対立で停滞している」とし「韓国は相手国と築いてきた信頼を基礎に、途上国と先進国の懸け橋の役割を果たせるはず」と明らかにした。以下は兪本部長と記者団の一問一答。