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「爆破が終わりではない」…言葉通り実行した金与正氏の「軍事脅迫」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.17 08:37
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第20代韓国国会で外交統一委員長を務めた尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)未来統合党議員は16日、北朝鮮の南北共同連絡事務所爆破直後に中央日報との電話で「金与正(キム・ヨジョン)が北のナンバー2であることを立証した日」と診断した。尹議員は「金与正は白頭(ペクトゥ)血統だが、女性ということで見下げる雰囲気があった。しかし誰もそのように見ることができなくなった」と述べた。

北朝鮮の金与正労働党第1副部長はわずか2年前まで親近感を与える姿を演出していた。2018年2月、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を控えて特使として韓国を訪問し、兄の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書を伝えた。2018年4月の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談、9月の平壌(ピョンヤン)南北首脳会談でも、金正恩委員長に密着随行して行事の雰囲気を作った。文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏と笑顔で対話する姿が話題になったりもした。

 
その金副部長が今年に入って180度変わったが、昨年から少しずつ予告されていたというのが尹議員の判断だ。尹議員は「金与正は昨年から『敬愛する金与正同志』という称号を受け、爆破直前には『党中央』という呼称がついた」とし「これは事実上、金正恩の後継者を意味する」と分析した。続いて「金与正の立場では、2010年に金正恩が天安(韓国哨戒艦)爆沈(3月)、延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発(11月)をしたように軍事的決断と決起を見せなければならなかった。公言したことを実行してこそ北の内部がついてくるため」と説明した。

尹議員は北朝鮮の追加挑発の可能性もあると診断した。「6月25日に一部の脱北者団体が対北ビラを追加で散布する場合、北が対応射撃する可能性がある」ということだ。尹議員は「金与正が総参謀部に委譲するという表現を使っただけに、口実を与えれば射撃する」と話した。また「挑発があれば『なぜ口実を与えたのか』という主張と『なぜ屈服するのか』という意見が分かれ、韓国内の葛藤が深まるはず」とし「それを増幅させるのが北の目的だ。市民団体も口実を与えてはいけない状況」と話した。

金与正副部長がナンバー2に浮上した背景にも関心が向かう。北朝鮮専門家は今年4月の「金正恩異変説」と関係があるという見方を示している。

金根植(キム・グンシク)慶南大教授はこの日の電話で「首領制は首領の異変に備えなければ非常に危険だ。金正恩はまだ若いのでそこまで考えていなかったが、『対応が必要だ』と感じた可能性がある」と解釈した。

金教授は「北を王朝と見ると、金正恩委員長の息子は元子(王の長男)であり世子の冊封を受ける前」とし「世子の冊封を受けるまでに変事があれば代理聴政する白頭血統が一人くらい必要だ。そのような面で金与正が軍事行動を主導するのが最も迅速で簡単な方法」と説明した。

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