韓国政府「北も対南ビラ中断」というが…「延坪島で北のビラ発見」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.12 08:29
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が韓国政府の対北朝鮮ビラ散布禁止と脱北団体設立許可取り消し方針を強く批判した。
11日のブルームバーグ通信によると、HRWアジア担当副局長のフィル・ロバートソン氏はこの日の声明で「(脱北)団体設立許可を取り消すという韓国統一部の発表は、国境地域の安全や対北朝鮮関係などのあいまいな言葉では正当化できない、集会・結社の自由を露骨に侵害するものだ」とし「風船にメッセージを入れて送るのは、人権尊重に献身する韓国政府が保護すべき、相対的に無難に意見を表現する行動」と主張した。続いて「(ビラ散布が板門店宣言の精神に反するという韓国政府の主張は)板門店(パンムンジョム)宣言が北朝鮮の深刻な人権侵害を完全に度外視したという点を表している」と指摘した。