韓国、日々深刻化する少子化「今年出生児27万人、出生率0.8人」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.10 09:14
今年出生児が27万人台で、合計特殊出生率は0.8人に落ちるだろうという分析が出てきた。低出産高齢社会委員会のソ・ヒョンス副委員長は9日、保健福祉部が主催した「少子・高齢化対応に向けた人文・社会フォーラム;人口の社会文明史的観点、未来社会の暮らしの様式」討論会でこのような分析資料を公開した。ソ副委員長は「人類文明史を振り返ると、一度も体験したことのない『人口現象』を韓国で目撃している」として「今年1~3月出生数が前年同期より10~12%減り、合計出生率が0.12人落ちた。この傾向とおりなら今年出生児数が27万人台の序盤、出生率は0.8人に落ちるだろう」と話した。合計特殊出生率(以下、出生率)とは、妊娠可能な女性1人が一生出産した子どもの数をいう。
韓国の出生数は2018年32万6800人から30万3100人に落ちてやっと30万人台になった。今年1-3月期の出生児は7万4050人で昨年同期(8万3228人)より11%減った。出産率も昨年1~3月1.02人から今年1~3月0.9人に減った。昨年全体の出生率は0.92人だ。