韓国有名論客「韓国、あの時の『イルポン』のようだ」…広がりつつある「日本低迷20年」の恐怖
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.08 07:40
「J(Japanification・日本化)の恐怖」が政界の懸案として浮上している。1990年代以降長期不況によって「失われた20年」を体験した日本の二の舞を韓国経済がそのまま踏むだろうという懸念の声が上がっているからだ。国会ではこれに対応するための法案が登場している。
韓国の有名論客、東洋(トンヤン)大学の陳重権(チン・ジュングォン)元教授は7日、自身のフェイスブックに「今後絶対人口と生産年齢人口も減り高齢化も急速に進められるはずだが、ひたすら『K-クッポン(盲目的な愛国主義)』にハマっている」として「この国も20年前に日本が歩んだ道に入っているのではないか懸念される」と書き込んだ。同時に、韓国の1人当たり国内総生産(GDP)の減少率が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で5番目に高いという内容の記事を引用した。
陳元教授は「政治もすでに日本式1.5党体制に変わっており、御用メディアと御用団体が増えている中で政権に対する批判的な声を出すことはますます難しくなっている」とし「1990年中盤、日本も世界を飲み込むかのように『イルポン(日本が大好きな傾向)』がすごかったが、なぜかあの時の感じだ」と主張した。