金与正氏のビラ警告の翌日…北朝鮮「南北共同連絡事務所を廃止」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.06 12:55
北朝鮮統一戦線部が5日、「最初の順序として、何もせずに開城(ケソン)工業地区に入っている南北共同連絡事務所から撤廃する」と明らかにした。
統一戦線部はこの日晩、報道官の談話を通じて対北朝鮮ビラ散布を非難し、「金与正(キム・ヨジョン)(労働党)第1副部長が5日、対南事業部門で談話文に指摘した内容を実務的に執行するための検討事業に着手するよう指示を出した」とし、このように述べた。続いて「(金第1副部長の談話は)対南事業を総括する第1副部長が警告した談話ということを重く受け止めるべき」と強調した。金与正第1副部長が対南業務を担当し、その最初の処置として南北共同連絡事務所の完全な閉鎖に言及したのだ。
統一戦線部は「こうした事態を直視しながら対決の悪循環の中に行くところまで行くというのが我々の決心」とし「どうせなくすもの、つぶすものなら、早くなくしてしまうのがよいというのが我々の立場」と明らかにした。また「南側で(対北朝鮮ビラ制裁)法案が採択されて実行されるまで、我々が境界地域で南側を悩ませる事態を起こしても話す言葉はないはず」とし「南側が疲弊する事態を準備中であり、これから苦しめようと思う」と警告した。