韓国「損することがない」 WTO提訴再開…日本の輸出規制をめぐる韓日葛藤長期戦へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.03 07:11
韓国政府が日本の輸出規制に対する世界貿易機関(WTO)への提訴手続きを再び開始する。産業通商資源部のナ・スンシク貿易投資室長は2日「暫定停止していた日本による3品目の輸出制限措置に対するWTOの紛争解決手続きを再開することを決めた」と発表した。産業部は先月12日、日本政府に5月末までに輸出規制の撤回に対する立場を明らかにするよう求めたことがある。日本側が輸出規制の理由として前面に出した3つの要素が解消されたという理由からだ。
ナ室長は「(先月末)日本の回答があったが、期待していた回答ではなかった」と伝えた。彼は「日本政府は問題解決の意志を見せなかった。懸案解決に向けた議論は進展していない」として「WTOの紛争解決手続きを通じて日本側措置の違法性と不当性を客観的に立証することで韓国企業の正当な利益を保護し、世界のサプライチェーンに生じた不確実性が解消されるように取り組みたい」と話した。