米中対立の時期に韓国THAAD奇襲作戦…「中国は沈黙するが内心は…」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.29 16:05
韓国国防部と在韓米軍が29日早朝、慶尚北道星州(キョンサンブクド・ソンジュ)の在韓米軍高高度防衛ミサイル(THAAD)基地内に装備と物資を運ぶ「奇襲」輸送作戦を終えた。28日午後10時ごろから29日午前7時ごろまでコンテナを積んだ軍用輸送トラック行列がTHAAD基地に入った。作戦の兆候は表れていた。THAAD基地がある慶尚北道星州郡草田面韶成里(チョジョンミョン・ソソンリ)に警察が集まり始めたからだ。投入された警察は計3700人。すると、THAAD基地に反対する住民とデモ隊も村会館の前に集結した。搬入の過程で住民やデモ隊およそ50人が警察と衝突し、5人がけがをしたと、星州THAAD阻止闘争委員会側が明らかにした。
国防部のチェ・ヒョンス報道官は「THAAD基地は従来のゴルフ場施設を改善工事なく使用し、生活状況が非常に劣悪な状況」とし「韓米将兵の健康・衛生・安全を保障するために一部の施設を改善する工事とTHAAD体系の一部の装備の交換が必要だった」と説明した。チェ報道官は「THAAD基地の進入路でデモ活動があり、やむを得ず警察が輸送を支援した」とし「新型コロナ事態を考慮し、人的接触を減らそうと夜間に(輸送を)推進した」と伝えた。