慰安婦被害者の李容洙さん「これまでの闘争成果が損なわれてはならない」 提示した3原則とは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.26 10:03
旧日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは25日、記者会見場で前もって準備してきた会見文を手にして見せた。李さんは現場でこの会見文を読むことはなかったが「これを(取材陣が)全部カメラで撮ってほしい」とし、広く知ってもらいたいという意志をはっきりと明らかにした。
「私はただの『慰安婦』ではなく、旧日本軍の台湾駐屯神風特攻隊の強制動員『慰安婦』被害者だった」と始める会見文で、李さんはこれまでの思いを隠さなかった。李さんは「今月7日(の初めての)記者会見以降に展開している状況は、私が期待したり予想していたりした状況ではなかった」とし「30年の同志と信じていた者の形態とは信じられないようなことが次々に明るみになっている状況で、私は戸惑いや裏切り、怒りなどのさまざまな感情を感じた」と伝えた。李さんはその一方で「私は2つのことは必ず守られなければならないという考えで今回の記者会見を準備した」とし「私をはじめとする『慰安婦』被害者の名誉回復と日本の謝罪と賠償および真相の公開、そしてこれまで築き上げてきた闘争の成果が損なわれてはいけないということ」と強調した。