韓国大統領府「核抑止力の強化は北がいつも使う表現」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.26 08:42
北朝鮮の「核抑止力強化」発言に対し、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)関係者は25日、「核抑止力の強化は北側がこれまで使用してきた表現と同じ脈絡」と述べた。この関係者は「具体的な事案を分析中」としながらも、特に意味付与が必要でないという立場を明らかにした。統一部のチョ・ヘシル副報道官はこの日の定例記者会見で「(北は)昨年の党中央委員会第7期第5次全員会議で核戦争抑止力に言及したことがあり、中央軍事委員会でこれを再確認したと考えている」と話した。
これに先立ち北朝鮮の労働新聞が、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が労働党中央軍事委員会拡大会議を主管する姿を公開し、「核戦争抑止力をさらに強化し、戦略武力を高度な激動状態で運営するための新しい方針が議論された」と報じた。金委員長は先月、潜伏説が浮上していたが、今月1日に順川(スンチョン)肥料工場竣工式に姿を現した。その後また潜行に入った後、軍事委員会議(24日)で22日ぶりに公開的な席に姿を現し、金委員長の発言に国際社会の関心が向かった。