【コラム】文政権後半の対北朝鮮政策の診断=韓半島フォーラム(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.14 16:02
田奉根(チョン・ボングン)国立外交院教授は、ジレンマに陥った韓半島非核化交渉と南北問題の打開のためにK-防疫物資とノウハウを積極的に活用する必要があると提案した。田教授は「アジア太平洋地域の駐留米軍に我々が防疫物資を提供する問題を韓米同盟レベルで提案してみる必要がある」と明らかにした。李元徳(イ・ウォンドク)国民大教授もコロナ事態を契機に日本との関係改善を図るべきだと強調した。李教授は「国内の対日世論が硬直した状況でK-防疫を突破口に活用できるだろう」とし「診断キットとマスクを余分がある範囲内で支援すればよいが、政府が難しければ民間団体や企業がする形になってもかまわない」と述べた。
フォーラムに参加した専門家らは、北朝鮮が文在寅政権の対北朝鮮提案に沈黙したり拒否反応を見せたりすることに対して遺憾を表した。文大統領が就任3周年の国民向け演説で「南北関係改善のための独自の政策推進」意思を明らかにしただけに、金正恩(キム・ジョンウン)委員長も前向きな態度を見せる必要があるという指摘だ。