「被害者中心主義」を主張したが…被害者の意向を尊重しなかった慰安婦団体前代表
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.12 07:00
共に市民党の比例代表当選者、尹美香(ユン・ミヒャン)氏に対する慰安婦被害者・李容洙(イ・ヨンス)さんの問題提起は被害者の権益代弁を目指す市民団体も「被害者中心主義」の原則に充実しなかったのではないかという根本的な質問につながる。11日、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯の記者会見後にも残る疑問点をまとめた。
李さんは2015年12・28慰安婦合意で日本が国家予算から拠出することにした10億円に関して尹氏(当時韓国挺身隊問題対策協議会代表)は事前に知っていたと主張した。事実を認知した時点に対する尹氏側の立場は変わり続けている。合意当日(7日尹氏)→合意前日(8日尹氏)→合意前日夜(10日市民党のチェ・ユンギョン首席報道官)に続いて正義記憶連帯関係者らはもう一つの見方を示した。
正義記憶連帯のイ・サンヒ理事はこの日、記者会見で「2015年12月28日(合意発表)まで私たちが持っていた情報は日本のメディアに報じられた程度で、それ以上はなかった。尹氏がどのように連絡を受けたかは分からないが、現場で共有したのは日本のメディアから出た内容その以上でも以下でもなかった」とした。