韓国経済の収益源断たれるか…米中貿易対立再点火で暗鬱な輸出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.06 08:04
韓国経済の収益源である輸出見通しに暗雲が垂れ込めている。新型コロナウイルスで主要輸出国の需要が冷え込んでいる上に、輸出1・2位の中国と米国が新型コロナウイルス責任論を始め「2次貿易紛争」をたき付けているためだ。
米国と中国の貿易紛争は1月に両国が1段階合意文に署名して締めくくられるように見えた。しかしトランプ米大統領が先月30日に新型コロナウイルスが中国・武漢のウイルス研究所が発生源だと主張し、中国に1兆ドル規模の関税を課すとして中国の反発を買った。
韓国にとっては踏んだり蹴ったりだ。最近韓国の貿易は新型コロナウイルスにより各国が移動制限と生産中断を実施し急激な不振を体験している。4月の輸出は前年同月より24.3%減少し、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は99カ月ぶりに赤字を記録した。産業通商資源部は先月の輸出実績をめぐり「金融危機、SARS・新型インフルエンザ・MERSなどのウイルス危機、原油安危機をすべて合わせる未曾有の複合危機」と評価した。