「金正恩健在」的中の韓国政府、防衛費交渉は不利に…なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.05 09:56
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の20日間の潜伏と3日に中部戦線監視哨所(GP)で発生した銃撃事件が、韓米防衛費分担協定(SMA)交渉過程で韓国に不利に作用するという外交・安保専門家の懸念が生じている。北朝鮮の不確実性が増大し、米国に対する韓国の情報依存度が改めて確認されたことで、米国の分担金増額圧力が強まるということだ。
金委員長の「身辺異常説」が世界を騒がせた20日間、韓国政府は一貫して「特異動向はない」として慎重に対応した。金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は「金委員長が北の軍事力を完全に統制している」と自信を持って話した。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)関係者は初期から金委員長が元山(ウォンサン)に滞在中という具体的な位置情報まで公開した。