WP「金正恩死亡説で北朝鮮も動揺…平壌で買いだめ殺到」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.27 14:19
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の行方をめぐり、様々な推測が溢れる中、平壌(ピョンヤン)で買いだめが起こっているという報道が出た。26日(現地時間)、米日刊紙ワシントンポスト(WP)のエナ・ファイフィールドWP北京支局長は「平壌の住民がコメ・酒・魚の缶詰から電子製品まで買いだめしている」と伝えた。ファイフィールド記者は、長い間北朝鮮を取材してきた北朝鮮専門記者だ。
ファイフィールド記者によると、平壌では最近の輸入果物や野菜など食料品の買いだめで価格が急騰していたが、洗剤やタバコなどの自国製品でも買いだめ現象が起こっている。ファイフィールド記者は「北朝鮮内のエリートが集住する平壌では、金委員長の死亡の可能性をめぐり口論が起こっている」とし「平壌を行き来するヘリコプターは低空飛行し、北朝鮮と中国の国境外列車の運行も支障をきたしている」と付け加えた。
ファイフィールド記者は「過去にも北朝鮮の指導者の死亡説があったが、今回の噂は状況が違って見える」とし、より具体的な噂が不安心理を刺激していると分析した。ファイフィールド記者は金委員長が15日、金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である太陽節に姿を現わさなかったのに続き、「心臓関連の手術を受けた」、「現在、平壌にいない」という噂が出た点を特異な点として挙げた。