【コラム】北東アジアの安定のために韓国が米中・日中の継ぎ目役果たしてこそ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.23 09:55
◆親米・親中・親日・反日のような風土病を退治してこそ
問題は日本と韓国の政治指導者が国内政治の束縛から抜け出せるかどうかだ。過去の誤りを認めて反省することに吝嗇だったり、未来より過去に執着していては未来への道に目を向けることができない。日本は不安定な米国の傘から抜け出して「普通の国」になろうとしている。国際社会で相応の扱いを受けようとする欲求が大きくなっている。2021年東京オリンピック(五輪)もコロナ以降の新たな世界を開く祝祭にしたいと思っていることだろう。地理・歴史的に最も近い隣から優遇される姿勢を備えるのが正しい順序だ。
韓国も同じだ。韓日関係を国内政治の算法と理念的対決の道具にしようとする誘惑を超えなければならない。北東アジアの安定と協力構図は大きく米中関係と日中関係という2本の軸が基礎となっている。米中の間には韓日が、そして日中の間には韓国がそれぞれ継ぎ目役を果たしてこそ作動が可能な構図だ。日米中の間で韓国が持つことができる特有の地位だ。