「ヒートテック」が「ボイコット・ジャパン」に勝った…ユニクロに列をなしたお客さん=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.16 10:06
今月15日午後、ソウル麻浦区(マポグ)のあるユニクロ店舗。10人余りのお客さんが商品を見回し、決済をするために列をなしていた。一部のメディアに報じられた「大変なにぎわい」という表現までではなかったが、普段日本不買運動の余波で週末にも閑散としていたのとは違った。店舗関係者は「売り上げが目を見張るように増えたわけではないが、夏よりお客さんが多くなったのは体感している」と話した。
ソウル新村(シンチョン)店と永登浦(ヨンドンポ)タイムスクエア店も普段よりは込み合っていた。20人余りの人々が商品を多くかけておいて買い物をしていた。週末には人が2~3倍集まるという。店舗で会った30代女性Aさんは「冬服を購入するために久しぶりに来た」として「セール幅が大きくて気に入るものがあれば買いたいと思う」と話した。40代女性Bさんは「本来不買運動の積極的な参加者でも、拒否者でもない。セールする時は時々来て、そうでなければよく来ない方だ」とした。
「反日」感情で閉ざされていた市民の財布が再び開けられている。不買運動の主なターゲットになっていたユニクロが韓国進出15周年を迎え、オフラインで大規模の割引イベントを進めながらだ。ユニクロ関係者は「具体的な売り上げの数値は公開することが難しいが、不買運動が真っ最中だった7~8月より確かにお客さんが増えたのは事実だ」と伝えた。日本のビールや自動車、旅行関連商品が依然として背を向けられていることと比べられる。