安倍晋三首相の新型コロナウイルス感染拡大への対応に日本国内で批判の声が強まっている。

２１日付の朝日新聞の世論調査（１８－１９日）の結果によると、新型コロナ感染拡大防止に向けて安倍首相が指導力を発揮しているかどうかについて、５７％が「発揮していない」と答えた。「発揮している」は３３％にとどまった。

新型コロナに対する日本政府の対応については「評価しない」という回答が５３％だった。前回の調査（３月）に比べ１２ポイントも上昇した。「評価する」は３３％と、前回の調査に比べ８ポイント減少した。

安倍晋三首相の内閣支持率も下落した。毎日新聞は２０日、日本の有権者を相手に１８－１９日に実施した世論調査の結果を発表した。安倍内閣を「支持する」と回答した人は４１％、「支持しない」は４２％だった。先月１４－１５日の世論調査と比較すると、支持世論は２ポイント下落した。批判世論は４ポイント上昇した。

一方、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は上昇している。世論調査専門機関リアルメーターが２０日に発表した４月第３週の週間集計（調査期間１３－１７日）によると、文大統領の国政遂行に対する肯定的な評価は先週に比べ３．９ポイント高い５８．３％（非常に良い３６．２％、良い２２．１％）だった。否定的な評価は４．７ポイント低下した３７．６％。

文大統領の支持率は２０１８年１０月第４週（５８．７％）以来の最高値となった。新型コロナへの早期対応で一日の感染者数が急減したことなどが原因と分析される。