IMF「経済的混乱は4-6月期に集中」…さらに大きな衝撃 韓国政府も警戒(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.15 11:00
◆IMF、今年の世界成長率予測値を-3%に下方修正
輸出の被害も可視化した。主要国の景気萎縮と共に世界物流網がまひし、今月1-10日の10日間の一日平均輸出額は前年同期比で18.6%減少した。国際原油価格の暴落で石油製品の輸出額は47.7%減少し、冷え込んだ世界自動車産業の影響で自動車部品の輸出も31.8%減少した。代表的な輸出品の半導体も1.5%減少した。中国(-10.2%)、米国(-3.4%)など主要国に向かう輸出の道が狭まった。輸出不振はまだ始まったばかりだ。IMFはこの日、世界の成長率予測値を-3%に引き下げた。米国など先進国全体の成長率は今年-6.1%と予想した。チョン・インギョ仁荷大国際通商学科教授は「主要国の経済成長率が下がれば韓国も不振から抜け出すのが難しい構造」とし「新型コロナ以前のサプライチェーンを復旧するまで危機は続くだろう」と述べた。
輸出・内需の同時不振で雇用問題も可視化した。雇用が減少し、失業は増えた。先月の失業手当申請者数は24.8%(3万1000人)増え、3月基準で2009年以降の最大増加幅となった。