【コラム】韓国経済、慢性病にコロナまで押し寄せ…「はるかに恐ろしく強い奴が近づいている」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.31 09:58
「危機は終わっていない、常に別の顔をして訪ねてくるだけだ」。米コロンビア大学のアダム・トゥーズ教授が2008年の金融危機を分析した『暴落』で下した結論だ。ゼロ金利と量的緩和でその場をしのいだだけで根本的な不安は相変わらずだと警告した。トゥーズ教授は1月「近い将来にそれほどの破壊力がある衝撃は発生しないだろう」としながら、「もし『心臓まひ』級の衝撃がまたくるならば中国発になる可能性が大きい」とした。その上で中国のシャドーファイナンスを不安の震源と指摘した。結論から言えばトゥーズ教授の予言はわずか2カ月もたたず半分以上間違った。中国発の危機だけ合っていたが、新型コロナウイルスが「別の顔」であるだろうとは想像さえできなかった。そしてその衝撃はすでに2008年の危機水準を上回っている。
◇当面は資金放出で発作は沈めたが