「服一枚も売れない日が多い」 韓国東大門市場、連鎖破産秒読みに(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.25 15:44
大邱(テグ)・釜山(プサン)地域の小売商を主な取引先としている「第一平和市場」(以下、第一平和)商店街に入店している商人は、昨年9月に商店街全体が全焼する大型火災で大きな被害を受けた。続いて新型コロナが広がり、一筋の希望まで無くした。火災で生活の基盤を根こそぎ失ったうえ、大邱を中心に新型コロナ被害が大きくなったことを受けて慶尚北道地域の取引が完全に切れたためだ。
火災後、近隣商店街に場所を移して営業中の商人Eさんは「当時の火災で品物の値段だけで2億ウォン以上の被害を受けた。それでも1月までは新たに移った商店街に得意客が訪ねてきてくれたが、新型コロナが深刻化するとそれも途絶えた」と涙声で話した。Eさんは「一日に服一枚も売れない日が多い」とし「昨年の秋、27時間もの間、(第一平和)商店街が燃え続けるのを立って見守った時もこれほどみじめな気持ちにはならなかった。どうやってでも商店街を再建して生きる道を探さないといけないという未来の計画で、辛いと思う暇さえなかったが、大きな災難を立て続けに2回も体験すると、本当に耐えられない」と話した。