韓国、新天地・大邱慶北地域を除けば拡散傾向は落ち着かず…「首都圏の集団感染を最も懸念」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.23 09:06
朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官が15日、記者会見で「新天地教団を中心に大邱・慶北で発生した大規模な新型肺炎による感染が全国に急激に広がることができたリスクを比較的に短期間で統制し、ある程度安定化に向かっていると判断している」としたが、依然として安心することはできない状況だ。しかも、最近では欧州をはじめ、海外からの流入事例が着実に増加する状況だ。海外流入感染者は相対的に首都圏居住者が多いという点も緊張を緩められなくなる理由だ。
専門家らは新天地発大規模感染が終わり、ややもすると錯視に陥る可能性があると警告する。新天地のような大規模な集団感染がいつでも発生し得る可能性があると懸念する。高麗(コリョ)大学予防医学科のチョン・ビョンチョル教授は「大邱・新天地が終わろうとすることで感染者は全国的に減ったが、地域的にはクラスター(集団確診)が作られている。条件さえ合えば大規模のクラスターにつながり得る」として「地域社会の感染状況では症状がある場合、海外や大邱旅行歴と関係なく検査するなど検査対象の幅を広げなければならない」と話した。感染源を探す疫学調査を通じてクラスターを探す方向に変えなければならないと提案する。感染者が確認されれば職場など患者が属した地域社会の複数の集団内で症状がある患者を早急に調査して新しいクラスターの発生を遮断しようということだ。