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【グローバルフォーカス】新型コロナが変える世界の政治地形

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.13 11:42
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昨年秋学期にジョージタウン大学の「アジアの国際関係」の授業で筆者がアジア国家間の地政学的関係を最も悪化させる要因は何か質問した。学生は大半がテロ・犯罪・感染症のような非国家的要因よりも「気候変動」の方に傾いた。しかし、今回の新型コロナウイルス感染症の拡散により、来学期の学生は全員一致で「感染症」を選びそうだ。

専門家は新型コロナウイルス感染症による世界の死者数を数万人から数千万人まで予想している。死者が数万人に留まれば、世界各地の政治・外交にある程度影響を及ぼすだろうが、地殻変動を引き起こすことはないだろう。数万人ならば、米国で毎年交通事故や銃器事故による死者数と同等の数値だ。反面、極端なシナリオ通りに数千万人が死亡した場合、各国の指導者の統治の正当性と貿易に大きな悪影響を及ぼし、国際関係にも歴史的な衝撃を与えた事件として記録されるだろう。

 
現在までのウイルスの拡散についての情報に基づき、今回の事態の地政学的影響についていくつか予測してみよう。今よりウイルス拡散が深刻化した場合、次のことが起こる可能性がある。

第1に、国家主義が深刻化する。トーマス・ライトとカート・キャンベルが米誌「アトランティック・マンスリー」の最新号で指摘したように9・11テロや2008年の金融危機のような巨大な危機の後、各国の政府は国家間の違いを排除し、保護主義を止揚して国際的な協力を強調した。しかし、この10年間、世界各地でポピュリズムと国家主義が浮上しており、その結果、指導者は国際的な協力を図って当面の危機に立ち向かうよりも、他国や他の政党をけなすことに没頭した。西洋のソーシャルメディアには中国人がコウモリを食べるという内容の「嫌中」の映像が上げられるだけでなく、武漢ウイルス研究所で中国人民解放軍の兵器開発のための研究でウイルスを流布させたという主張まで広まった。中国のソーシャルメディアには米国が中国を攻撃するためにウイルスをまき散らしたという投稿があふれている。中国政府は他の新型コロナ関連情報とは異なり、これを統制していない。

第2に、理念的競争が激化する。筆者は中国の高官が「日本と韓国は民主主義体制だからウイルスに効果的に対処することができないため中国を脅かしている」と述べて驚いた。すでに中国と民主主義陣営の間には中国の独裁モデルと開放的な民主主義モデルのどちらがアジアの発展途上国により適しているかをめぐる議論が行われている。西洋のメディアは台湾が中国よりもウイルス対処に成功していると報じ、この事実が中国の弱点を示していると主張するが、中国の宣伝機関ではその反対が真実だと主張している。

第3に、米国と中国の対立が加速する可能性がある。コロナウイルスによりアジア諸国の経済成長は明らかに停滞し、トランプ政府は新型コロナにより中国に第1段階の貿易合意を履行する期間を延長することになった。中国が合意を履行しない可能性もあり、その場合、米国の報復が待っているだろう。

第4に、政権を握った政党の勢力が弱体化する。トランプ大統領、安倍首相、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はいずれも新型コロナウイルス感染症拡散の初期段階で失策を犯した。韓国の場合、4月の総選挙時に政治的損失の程度を確認することになるだろう。今年秋に選挙を控えたトランプ大統領と2021年に再任の有無が決定する安倍首相も感染拡大の程度に応じて政治的地位が大きく揺れる可能性がある。

コロナ事態と関連し、これまでは協力よりも葛藤が深刻化する様相が見られている。指導者が他人のせいにしたところで選挙の結果と国民の健康ばかり悪化させるだけだ。国家間の相互支援と協力を強調したほうが、政治・経済、公衆衛生の利になるという事実を悟ることを願う。

マイケル・グリーン/戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長

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