【噴水台】専門家=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.26 14:43
中華人民共和国樹立以降の中国現代史を「紅・専」転換の歴史とする見方がある。「紅」は思想と理念が勢力を伸ばしていた時期を、「専」は実用主義を掲げた専門家が力を得た時期を指す。前者は大躍進運動と文化大革命が、後者は百花斉放や劉少奇の実用主義改革が代表的だ。紅・専の競争は1978年のトウ小平の改革・開放宣言以降、専の最終的勝利で「歴史の終末」を迎えたように見えた。
しかし、最近忘れられていた紅が復活する局面を迎えている。要職に専門性より習近平主席個人の「習近平思想」に対する忠誠の程度に応じて配分される傾向があるということだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)事態の初期対応が混乱を極めたのもこのためだという分析が提起されている。