【コラム】文在寅・総選挙、習近平・中国夢、安倍・五輪…何が重要なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.24 08:27
「地球で人間の持続的な支配を最も脅かすものはウイルスだ」。大腸菌とサルモネラ菌関連研究で1958年のノーベル生理学・医学賞を受賞した米国の遺伝学者ジョシュア・レダーバーグ(1925~2008)博士の警告だ。適用範囲を狭めて「ある国で与党の連続執権の最大の脅威はウイルスだ」と解釈しても無理はないだろうか。
昨年12月に中国湖北省武漢で始まった新型コロナウイルスによる肺炎が個人の生命と安全を脅かしている。同時に感染症を防ぐことができない各国政府には大きな政治的危機として作用している。
実際に韓日中3カ国は約束でもしたかのように新型肺炎危機対応に失敗した。感染者基準で中国が1位、韓国が2位、日本が3位(クルーズ船除外)を走っている。五輪の金メダル順位ではなく防疫失敗を示す恥ずかしい国別成績表だ。なぜこんな状況になったのだろうか。