【コラム】月面着陸50年を経て再び火がついた月探査…韓国は2022年に月軌道船打ち上げ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.13 14:05
月は火星よりも環境がはるかに厳しい。日中は摂氏150度、夜は氷点下190度になるほど気温差が激しい。空気がなく、隕石が多い。このような条件に耐えられる施設なら火星でも通用する可能性がかなりある。各国が月を「最適な火星適応訓練基地」と見ているのはそのためだ。その上、月は重力が弱い。そのため打ち上げ施設を作れば、同じロケットでも地球よりはるかに多くの荷物を積んではるかに遠くまで飛ぶことができる。訓練基地だけでなく、宇宙船打ち上げ場としても活用度が高いという意味だ。
米国のアルテミス計画も火星に行くための前哨戦だ。米国はアルテミス計画にしたがって、月に行く宇宙飛行士を火星にも送るという計画を立てている。今年初旬、アメリカ航空宇宙局(NASA)が選抜した11人の宇宙飛行士の中では韓国系のジョニー・キム博士も含まれた。