【コラム】医師の警告を無視して感染拡大させた韓国・中国政府(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.11 11:33
実際、新型コロナ事態の中、中国と同じく韓国でも医療専門家の声は重く受け止められなかった。国立保健院長を務めたパク・ドジュン・ソウル医大教授は「疾病管理本部に局長級職務が5つあるが、緊急状況センター、感染病管理センターなど3つを行政職公務員が占めていて、疾病管理本部全体の26課の半分以上を保健福祉部から天下りしてきた行政職公務員が占めている」と指摘した。このためMERS当時に教訓を得ながらも今回の事態の初期に右往左往したという指摘を受けた。
それだけではない。大韓医師協会(医師協)は13万人の医師が加入する医療界最大の団体だ。医師協が新型コロナ事態の初期から警鐘を随時鳴らしていたが、政府は耳を傾けなかった。医師協のチョ・スングク公報理事は「政府は黙殺したり、遅れて一部だけを受け入れる」と遺憾を表した。