「トランプ氏、大統領選挙前の正恩氏との会談望んでいない…交渉は死んだ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.11 07:23
米国のドナルド・トランプ大統領が今年11月の大統領選挙前には北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との3回目の首脳会談を望んでいないと話したと、米国CNN放送が10日(現地時間)、報じた。CNNは関連議論に精通した2人の消息筋を引用し、トランプ大統領が最近、最高位の政策参謀にこのような考えを伝えたという。報道の通りなら、去年初めに行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以来、1年近く続いている米朝間の膠着局面が今年末まで続く可能性が高くそうだ。
消息筋は、昨年2月27~28日にベトナム・ハノイで開かれた2回目の首脳会談が「ノーディール」で終わった後、北朝鮮非核化達成のためのトランプ政府の外交が迷走し、最近トランプ大統領が再選キャンペーンに集中していることを受けて北朝鮮イシューに関与しようとする欲求が弱まったとCNNに明らかにした。特に、トランプ大統領は昨年10月のスウェーデン・ストックホルムで開かれた実務交渉が決裂した後、挫折感を表わしたことが分かった。米国の北朝鮮政策に精通したある当局者は、CNNに対して交渉は「死んだ」と直接的に話した。