マイクロLED対巻き取り式…テレビ戦争、今度は「空間」だ
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.02.09 13:18
先月米ラスベガスで開かれた世界最大規模のIT・家電見本市「CES2020」を訪れた世界の観覧客の目はさらに進化した最新テレビ技術へ向けられた。行事でサムスン電子が発表した新技術のひとつは292インチ超大型マイクロ発光ダイオード(LED)スクリーン。これに先立ち同社が世界で初めて商用化した146インチマイクロLEDテレビを凌駕する幅約7.4メートルの画面で画面比と解像度の具現、ベゼルなどに制約がない。商業用でなく家庭用テレビでアピールされるかは未知数だ。しかし普通の家の居室の壁を覆ってあまりある大きさまでマイクロLEDでディスプレーを作れるようになりテレビ1台で「自分だけの映画館」のような空間を作る時代が来たことを見せた。
これに対抗しLGエレクトロニクスは有機EL基盤の新しい巻き取り式テレビ技術を公開した。紙のように丸めて保管し広げることができる65インチスクリーンだ。昨年のCESでテレビ形態として初めて公開した時は下段スタンドから巻き上げるロールアップ形態だったが今回はロールダウン方式だった。画面が上から下に降りてくるよう天井などに設置でき空間活用が自由だ。テレビを見る時に画面を下ろし、消したら巻き上げればまるでテレビがもともと家になかったように保管できる。