韓国、済州道の中国人観光客半減…流通企業の売り上げ10%以上減る
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.02.09 10:40
新型コロナウイルスによる肺炎拡散は韓国経済に直接的・間接的に悪影響を及ぼす。最も簡単に目につく部分は消費萎縮だ。まず観光部門が直撃弾を受けた。韓国政府が4日に中国湖北省を訪問したすべての外国人の入国を制限し、済州(チェジュ)ノービザ入国も一時中断して観光の客足が減った。韓国系航空会社8社の中国路線100路線のうち57路線の運航が中断され24路線が減便した。済州特別自治道によると先月25日から今月4日までで中国人観光客は前年同期より47%減少した。
流通分野も打撃が避けられない。ソウルのロッテ百貨店本店とイーマート孔徳(コンドク)店は新型肺炎患者が訪問した事実が確認され、7日午後2時から閉店した。先週から主要流通会社の売り上げは昨年に比べ10%以上減った。中東呼吸器症候群(MERS)が流行した2015年6月~9月に外国人観光客が前年同期比153万人減少し、3兆4000億ウォンの被害を受けた。2015年6月のサービス業生産指数は免税店がマイナス22.6%、百貨店がマイナス14.1%、衣類小売りがマイナス16.9%、鉄道がマイナス19.6%、遊園地がマイナス40.5%、ホテルがマイナス29.2%など大きな打撃を受けた。