【社説】新型肺炎感染者の接触者1000人突破、地域拡散を防がなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.05 13:05
中国で新型コロナウイルス(新型肺炎)感染症による死亡者が4日0時を基準に400人を突破した中、韓国で16人目の感染者が昨日、判明された。この感染者は半月程度無防備で地域社会に露出したことが明らかになり、政府の伝染病拡散防止システムの穴が再度確認された。光州(クァンジュ)広域市に居住するこの感染者はタイ旅行後、先月19日に入国してから病院を2度訪れたが、感染が疑われる患者に分類されなかった。結局、3日全南(チョンナム)大病院で陽性判定を受けた。このため、地域社会への感染が非常事態になった。
感染者との接触数字が昨日1000人を突破したが、中国湖北省武漢から先立って入国した全数調査対象者の中で内・外国人を含んで100人の所在が把握されず地域社会への感染の懸念がさらに高まっている。特に、世界保健機関(WHO)が「無症状感染」を認めた状況であるため、地域社会への拡散の可能性を念頭に置いた先制的な対応が急がれる。そのため、地域保健所と地方自治体などのきめ細かな追跡と点検が急務だ。