【社説】4年ぶり税収パンク…反市場政策の帰結=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.05 09:09
昨年の税収欠損が1兆3000億ウォン(約1200億円)にのぼると推測された。当初の目標は294兆8000億ウォンだったが、実績は293兆5000億ウォンにとどまったからだ。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は一昨日の記者懇談会で「新型コロナウイルス事態で厳しい状況が続けば、今年の税収にも影響を及ぼしかねない」と述べ、このように明らかにした。韓国経済は非常事態となった。新型コロナ事態が生産と消費に影響を与えて経済でも発熱が本格化した中、税収欠損という伏兵にあったからだ。
2016-18年は年平均20兆ウォン以上の超過税収だったが、4年ぶりの税収欠損だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権はその間の超過税収に酔って国民の税金を水のように使った。児童・青年・高齢者にあらゆる名目で現金をばらまいた。財政は無限でないという警告には耳をふさいだ。このようにばらまいた現金は昨年48兆ウォンにのぼる。急激な最低賃金引き上げの余波で増えた失業給与も7兆ウォンを超えた。こうした形で政府からお金を受けた国民は1000万人にのぼる。