【コラム】力による平和を追求してこそ北朝鮮も真の対話に臨む(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.31 17:37
平和という言葉には抗えない魅力がある。平和を愛さぬ者はいない。葛藤と緊張が漂う韓半島(朝鮮半島)で平和は優先順位の高い目標だ。しかし、持続可能な平和を達成するということは容易なことではない。3つの平和の概念化を介して実現可能性(feasibility)と持続可能性(sustainability)を点検したい。
真っ先に思い浮かぶ平和の概念は「反戦平和」だ。平和は戦争の防止または不在を意味する。北朝鮮の核開発、ミサイル実験のため韓半島での葛藤が高まった2017年末、米国が北朝鮮に対して「鼻血作戦」(Bloody Nose Strike)云々と言って韓半島では再び戦雲が漂った。文在寅(ムン・ジェイン)政権は韓半島での戦争再発を防ぐために、韓半島に平和をもたらすということを強調した。2018年の初めに行われた平昌(ピョンチャン)冬季五輪を活用して、南北間の平和ムードを作る一方で米朝仲介の役目を務めて韓半島での戦争再発を防ごうとした。反戦平和が制作の礎だった。