ＳＫハイニックスの昨年の営業利益が世界的な半導体不況の余波で大幅に減少した。

ＳＫハイニックスは連結基準で昨年の営業利益が２兆７２１７億ウォン（約２５００億円）と、前年比８７％減少したと３１日、公示した。売上高は２６兆９９０７億ウォンで前年比３３．３％減少し、純利益は２兆１６４億ウォンで８７％減少した。

昨年１０－１２月期の営業利益と売上高も２けた以上減少した。１０－１２月期の営業利益は２３６０億ウォンで、前年同期比９４．７％減少した。営業利益率は３％台に急落した。前年同期の４５％と比べ４２ポイントも低い数値だ。直前の７－９月期の７％と比較しても４ポイント落ちた。昨年１０－１２月期の売上高は６兆９２７１億ウォンと、前年同期比３０．３％減少した。ただ、前期比では１％増加した。

特に当期純損失が１１８２億ウォンとなり、前年同期の３兆３９７９億ウォンの黒字から赤字に転じた。昨年１０－１２月期の営業利益率は３％、年間営業利益率も１０％と、昨年（５２％）より４２ポイント急減した。

ＳＫハイニックスの関係者は「半導体スーパーサイクルが昨年１回終了し、グローバル貿易葛藤による世界経済の不確実性拡大、顧客の在庫増加と保守的な購買政策が需要鈍化と価格下落につながった」と説明した。続いて「最近は需要の流れが改善するなど前向きな信号が見えるが、過去よりはるかに高まった複雑性と不確実性が今も残っているため慎重な生産・投資で運営する方針」と明らかにした。