「北朝鮮個別観光、収益少なければ認めるのが望ましい」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.30 15:39
韓米両国が「選挙の年」を迎えたが、韓半島(朝鮮半島)問題は依然として霧に覆われている。非核化交渉は2年が経過するが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権は核兵器廃棄どころか「新たな道」を宣言した。北朝鮮が核実験を一度でも実施すれば、これまでの非核化努力が水の泡となる状況だ。
焦る韓国政府は北朝鮮個別観光など論争の余地があるカードで突破口を見いだそうとしてる。しかしそれだけに反発も激しい。では、どのようにすべきなのか。このように微妙な状況の中でロバート・アインホーン元米国務省特別顧問(核不拡散担当)が訪韓し、22日に宿舎で会った。アインホーン氏は論議を呼んでいる北朝鮮個別観光について「金正恩政権に大きな収益を抱かせなければ、米国はこれを引き止めないのが望ましい」と明らかにした。続いて「北朝鮮は自分たちを支援する中国やロシアと遠ざかることを憂慮し、核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験のような高強度の挑発はしないはず」と予想した。