下降一途の韓国経済基礎体力…OECD推算潜在成長率、10年間で1.4%p低下
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.28 14:38
韓国の潜在成長率が2%台中盤まで落ちたという経済協力開発機構(OECD)の分析が公表された。潜在成長率は労働力や資本のような生産要素を最大限活用して景気過熱を招かずに実現できる成長率だ。国家経済の基礎体力を示す。
28日、OECDによれば、韓国の潜在成長率予想は今年2.5%だ。1年前(2.7%)よりも0.2%ポイント落ちた。10年前の2010年(3.9%)と比べると1.4%ポイント低い。韓国の潜在成長率は2009年に3%台となる3.8%に落ちてからは、2018年に2.9%まで低くなり2%台に入った。その後も下落にブレーキがかからなかった。昨年と今年はそれぞれ前年比0.2%ポイントずつ低くなった。来年の潜在成長率推算分も2.4%で、今年より0.1%ポイント低い。潜在成長率が3%台から2%台に落ちるのに9年(2009~2018年)かかっているが、2%台から1%台に落ちるまでにかかる時間はこれより短くなる可能性が高いということだ。