<Mr.ミリタリー>トランプ大統領の慢心で北朝鮮・イラン非核化逃す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.17 16:11
トランプ大統領はイラン核合意から離脱した後、北朝鮮の非核化を強行すべきだった。成功していれば北朝鮮非核化の領収書をまたイランに出し、新たなイラン核合意まで引き出すことができたはずだ。しかしその計画は水の泡となった。もうトランプ大統領は大統領選挙日程で忙しくなった。トランプ大統領の最初のキャンペーンは9日にオハイオから始まった。就任初期に中央情報局(CIA)から毎日受けていた北朝鮮情報の報告は減った。最近のトランプ大統領の公式日程(factba.se/topic/calendar)を見ると、情報報告は昨年11月に5回、12月に3回とかなり減少した。今年1月にはイラン事態のためか半月に5回だ。
今後、劇的なきっかけがない限り米朝間の3回目の首脳会談は期待しにくい。過去に駐韓米代理大使を務めたブルッキングス研究所のエバンス・リビア研究員は15日、ソウルのヒルトンホテルで開催された韓国国家戦略研究院・ブルッキングス研究所セミナーで「今後の数週または数カ月以内に米政府は北朝鮮に対する重大な政策の失敗を受け入れなければいけない」と述べた。トランプ大統領の失敗についてリビア研究員は「米国が同盟国を混乱させ、敵対国を大胆にさせた」と批判した。