【コラム】中国の対北朝鮮警告…「核に固執すれば幹部・家族を処罰」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.10 13:02
肉声の「新年の辞」は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親政リーダーシップを見せてきたアイコンだ。朝鮮中央テレビの前に2500万人の住民が座った新年の朝、金正恩委員長は施政演説形態で統治構想を明らかにしてきた。父の金正日(キム・ジョンイル)総書記(2011年12月死去)が労働新聞など日刊3紙の共同社説の形で「新年の辞」とした奇形的な形態からの脱皮でもあった。ところが今年は「新年の辞」が見られなかった。年末に4日間開催された労働党第7期第5次全員会議の内容を要約して国営メディアで伝えて終わった。こじれた米朝関係に対する悔恨と対北朝鮮制裁に対する怨望がにじみ出ている金正恩国務委員長の全員会議の報告のキーワードは「正面突破」だ。「国の状況が目に見えるほど良くなっていない」と告白するほど厳しい経済状況の中で、彼はどのように「自力更生」を通じた対北朝鮮制裁突破カードを取り出すことができたのか。中央日報統一文化研究所が単独入手した中国共産党内部文書の中にその答えが隠れているようだ。
「中国の党と国家は朝鮮(北朝鮮)の主権と領土の保全をいかなる犠牲を払ってでも必ず守り、朝鮮政府の安定と継承性を全面的に担保し、朝鮮半島の平和を確実に維持しなければいけない」。