韓米、南北協力事業で足並みの乱れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.10 06:43
韓米が新年早々、南北協力事業をめぐり足並みの乱れを表面化させている。米国政府は従来の方針そのままに北朝鮮制裁の維持に傍点をつけてペース調節を期待したが、韓国政府は9日、南北協力事業に弾みをつけていくという立場を明らかにした。金錬鐵(キム・ヨンチョル)統一部長官はこの日、国会外交統一委員会全体会議に出席して「制裁状況でも南北間でできる分野がある」とし「具体的な準備をしている」と答えた。金長官は「制裁が解除されてこそ(交流協力が)可能な分野があり、制裁状況でもできる分野がある」と明らかにした。
金長官は南北鉄道・道路連結事業については「優先的に1次調査に続いて詳細な調査を準備している」とし、国連北朝鮮制裁委員会員会の免除手続きを踏めば可能だという立場も表明した。統一部当局者も記者団と会って、各種交流協力事業に対して「北側の呼応により具体的に現実化する方案を議論中」としながら「当局間での会談の提案を総合的に検討中」と話した。