【コラム】金は血よりも濃い…韓進家の経営権争い
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.01.04 13:12
趙源泰(チョ・ウォンテ)韓進(ハンジン)グループ会長が2日、大韓航空本社で開かれた仕事始め式で「我々がこれから歩き出す一歩は、白い雪の上に残る最初の足跡のように、大韓航空の新しい歴史に刻まれる意味のある足跡になるだろう」と述べた。特に「一人でなく全員が一緒にその道を歩けば、喜びと楽しさはさらに大きくなるだろう」と話した。
グループ経営権をめぐる総帥一家の葛藤が深まる中、新年最初のメッセージで「和合」を強調した。自身の人事に反旗を翻した趙顕娥(チョ・ヒョンア)元大韓航空副社長の肩を持ったと伝えられた李明姫(イ・ミョンヒ)チョンソク企業顧問とクリスマスに激しく口論してから5日後に謝罪文を電撃発表したのに続く、もう一つの収拾策だ。「姉弟の乱」から「母子の乱」にまで広がった総帥一家の葛藤のため世論が悪化すると、急いで対応に乗り出したとみられる。