クリスマスを越すや文大統領「北非核化時は相応の措置を」 寄稿文公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.27 08:16
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が26日、報道関連の国際NPO「Project Syndicate(プロジェクト・シンジケート)」への寄稿文で「北朝鮮が誠意を持って非核化を実践していくなら、国際社会もこれに対して相応の姿を示さなければならない」と明らかにした。9月の国連総会で行った演説で「非武装地帯の国際平和地帯化」を提案して述べた言葉と助詞ひとつ違わない同じ文章だ。内容も内容だが、メッセージが公開された時点と形式に対して大きな関心が向けられている理由だ。
文大統領は「無数の行動が作り出す平和-韓半島平和構想」というタイトルの寄稿で、「私はベルリンで北朝鮮に対して平和のメッセージを伝え、これに呼応した北朝鮮が昨年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に参加しながら南北首脳会談と米朝首脳会談に突破口が開かれた。今、韓半島は『平和作り』の真っ只中にある」と述べた。また「目に見えるイベントがなくても水面下で穏やかに流れている」とし、非武装地帯の哨所撤収、戦死者遺体の発掘などを例に挙げた。