주요 기사 바로가기

【コラム】「韓米合同演習理解」北朝鮮の逆説話法だった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.25 14:29
0
北朝鮮を読む観点は大きく伝統的アプローチと内在的アプローチに分類することができる。伝統的アプローチは恣意的表現であるが、西欧すなわち米国的視角で、不透明な全体主義体制である北朝鮮の中を見る方式だ。反面、内在的アプローチは北朝鮮内部の視線から北朝鮮の内心を読んでみようという接近法だ。

伝統的アプローチが概して米国官僚やワシントンのシンクタンクの人々、外交部のワシントンスクールが示す観点だとすれば、内在的アプローチは労働新聞を集中判読した国内派の北朝鮮専門家の接近法ということができる。個人的には2つのアプローチは共に一長一短があると考える。

 
伝統的アプローチと内在的アプローチは、時には北朝鮮の態度をめぐって正反対の処方を下すことがある。たとえば、北朝鮮がホワイトハウスや青瓦台(チョンワデ、大統領府)に対して激しい暴言を履いたり威嚇したりする場合、伝統的アプローチでは「北朝鮮の瀬戸際戦術がまた再発した」と診断するが、内在的アプローチでは「北朝鮮の内心は対話をしたいということだ」と見る。

では金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が昨年3月に鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国青瓦台国家安保室長ら訪朝特使団と面会した席で「韓米合同演習の理解」という立場を明らかにしたことはどのように解釈するのが適切だったのだろうか。当時、鄭室長はソウルに戻って開いたメディア記者会見で「平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)のために延期になった韓米合同演習に関連し、4月から例年水準で実施するものと理解する」という立場を金委員長が明らかにしたと伝えた。金委員長はそれと共に「しかし、今後韓半島(朝鮮半島)情勢が安定期に入れば、韓米演習が調節されることもあると期待する」という立場も明らかにしたという。これは北朝鮮の前向きな対話姿勢を示す傍証と受け止められた。

それから1年9カ月が過ぎた現在、韓米合同演習に対する北朝鮮の立場は了解でなく中断だ。それも永久的中断だ。ホワイトハウスを訪れてドナルド・トランプ大統領に会った金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長は、先月の談話で「我々が米国に要求するのは南朝鮮との合同軍事演習から外れるか、さもなければ演習そのものを完全に中止しろということ」と釘をさした。その2カ月前の7月27日、北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は「(合同演習の)全面的かつ永久的な中断こそ、南北関係改善と朝鮮半島平和保障の先決条件、根本前提」と主張した。

韓米合同演習こそ北朝鮮内部の視線、すなわち内在的に接近すれば混線をきたすことはなかった。北朝鮮が韓国を見る立場は一貫している。「米帝の従属から抜け出せ」だ。韓国戦争(朝鮮戦争)は米国に従属した南朝鮮を解放するという「祖国解放戦争」だった。米帝を追い払うことができなかった南朝鮮は北朝鮮と比較できない植民地にすぎない。何よりも北朝鮮が掲げた韓半島非核化には南朝鮮中立化が含まれている。このような北朝鮮が韓米軍事演習を認めるなら、自己に対する否定になる。それなら「理解」発言は言葉どおり外交的表現である「アンダースタンド(understand)」だった。「あなたの立場に同意することはないが、あなたの主張が何かは知っている」程度に受け入れればよいことだった。

現在、北朝鮮の立場は鮮明だ。合同演習の中断は米朝非核化交渉の場で互いにやりとりする等価物ではなく、交渉を始めるために米国が取らなければならない前提だ。演習を中断したので北朝鮮も相応する非核化措置を取るというものではなく、演習中断を含む先行措置があってこそ米国と顔を突き合わせて何をやりとりしたり、交渉したりすることができるということだ。振り返ってみれば「合同演習理解」発言は逆説話法だった。北朝鮮が本当に望んでいるのは合同演習の中断とその後に続く軍事的後続プロセスだった。

チェ・ビョンゴン/国際外交安保エディター

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP