【社説】葛藤解決の第一歩を踏み出した韓日首脳会談…頻繁に会うべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.25 09:05
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相が昨日、中国成都で首脳会談を行った。両首脳が正式に会談したのは昨年9月のニューヨークでの会談以来15カ月ぶりとなる。それだけ韓日間の溝は深く、まだ現在進行形ということだ。6月に大阪で開催されたG20(20カ国・地域)首脳会議ではホスト国の安倍首相が文大統領に会わず、韓国に対する不満を露骨に表出した。当時と比べると、紆余曲折の末、両首脳の会談が行われたことだけでも進展といえる。会談を4日後に控えて日本が1品目の輸出規制を緩和する誠意を見せたことも雰囲気を反転させるのにプラスになった。
しかし冷静に評価すると、今回の会談の成果はこれというものがない。何よりも日本の輸出規制措置と強制徴用問題についてはお互い立場の違いを確認しただけだ。文大統領は「日本の輸出関連措置が7月1日水準に早期に回復すべき」として日本の決断を促したが、安倍首相は「輸出当局間対話で問題を解決していこう」という基本立場を繰り返した。