韓国政府「来年2.4%成長、輸出3%増加」…唯一の楽観的見通し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.20 14:31
韓国政府は19日に発表した「2020年度経済政策方向」で来年度の実質国内総生産(GDP)成長率を2.4%と見通した。来年の経済に対する政府と市場の温度差が大きい。モルガン・スタンレー(1.7%)やLG経済研究院(1.8%)など国内外の経済研究機関は1%台を予想している。政府の見通しは汎政府機関と見ることができる韓国銀行や韓国開発研究院(KD)の見通し(2.3%)よりも高い。
政府は十分に達成可能な目標だと明らかにした。金容範(キム・ヨンボム)企画財政部第1次官は「単なる政策的意志だけで(KDIや韓国銀行より)0.1%ポイント高く設定したわけではない」とした。あわせて米中貿易の葛藤に伴う不確実性の解消および世界景気の底脱出の兆し、半導体業界の状況回復を今年(2%)よりも高い成長率見通しの根拠に挙げた。政府はまた、今年不調だった輸出が来年には3%増えると予想した。設備投資は半導体など情報通信(IT)分野の反騰に後押しされて5.2%増えると見通した。民間消費も2.1%増えるというのが政府の見方だ。