大韓航空、同性夫婦も家族認定 「マイレージ合算可能」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.13 09:06
大韓航空が、カナダで婚姻届けを出した韓国国籍の40代女性「同性夫婦」を家族顧客に認定した。韓国航空会社の中では初めてだ。12日、大韓航空によると、この同性夫婦は今月9日に大韓航空「スカイパス」のファミリープラン(家族マイレージ合算)を申請し、その翌日に承認を受けた。本人のマイレージを使って登録された家族に特典航空券を購入することができるほか、家族のマイレージを合算して特典航空券の購入に使うことができる。
家族を登録するために、韓国では「過去6か月以内に発行された住民登録証または家族関係証明書のうち、家族関係ならびに申請者と登録する家族の生年月日が記載されている公的書類」を提出しなければならない。韓国内では同性結婚が認められていないため、同性カップルは家族登録が難しいということだ。だが、今回の場合には同性結婚を法的に認める海外で発給された婚姻証明書があったため可能だった。
該当の同性夫婦は「アコンネカップル」というブログを運営している。2人は「家族会員になるためにカナダで2013年に発行してもらった婚姻証明書と、先日発給された2018年米国税務報告夫婦合算申告書を提出した」とし「韓国は同性夫婦を認めていないので私たちには無理だろうと思いつつ申込みをしたが、一日も経たずに家族登録が完了したとの通知が来た。世界人権デー(12月10日)のプレゼントなのだろうか」と説明した。